RPFとは

左写真:RPF

RPFとは、Refuse derived paper and plastics densified Fuel (Refuse Paper and Plastic Fuelとも)の頭文字をとった略語です。

古紙と廃プラスチックから製造される固形燃料です。

RPFは石炭・重油・灯油といった化石燃料の代替エネルギーとして使われます。

代替エネルギーとしてのどの程度の環境負荷を抑えられるのか

ここでは石炭と比べた二酸化炭素(CO2)の排出量を比較します。

RPFは化石燃料である一般炭と比較して二酸化炭素排出削減に貢献できる持続可能な代替エネルギーであることが下表から見ることができます。

使用する燃料 A)
単位発熱量 *1GJ/t
B)
単位発熱量kcal換算
1000/4.18605*A
C)
排出係数*2
D)
トン当たりCO2排出量
E)
RPFの石炭に対する
CO2排出割合
新エネルギー
(固形燃料RPF)
① 25.7 GJ/t ② 6,139 kcal/kg ③ 1.5700 t-CO2/t ④ 1.57 t-CO2/t 67.4 %
輸入一般炭 ⑤ 25.7 GJ/t ⑥ 6,139 kcal/kg ⑦ 0.0247 t-C/GJ ⑧ 2.33 t-CO2/t ⑩ 100.0 %
熱量換算係数 4.18605

上記の表は経済産業省資源エネルギー庁「エネルギー別標準発熱量・炭素排出係数一覧表」から抜粋したもの。

RPFを利用するには

これまで、RPFを利用可能とされていたのは鉄鋼会社や大手製紙会社などの大規模な設備投資が可能な企業に限られていましたが、近年では小規模でも設置可能なRPF専用ボイラーが登場し、これにより温泉やプール、養殖場といった比較的小規模な企業でもRPFを利用可能になりました。

RPFを利用可能な企業例

温泉・プール・養殖場 ⇒ 温水として

ビル・家屋 ⇒ 温風として

農業用ビニールハウス ⇒ 暖房として

このように、小型RPFボイラーを利用した様々な分野での活用が広がっています。

小型RPFボイラーとは?

左写真:RPF対応小型ボイラー48万Kcalタイプ

従来の石炭・重油・灯油を燃やして熱エネルギーを利用していた企業が環境配慮型の設備導入の選択肢として、RPF小型ボイラーを利用した”サーマルリサイクル”へシフトする企業が増えている。

ランニングコストの比較

ランニングコストを比較(表は株式会社第一産機より抜粋)

RPF設備への変更のご相談は

このように、近年SDGsに見られる環境配慮型の持続可能な社会構築へ向けた取組みの有効な手段として、RPF燃料を検討してはいかがでしょうか。

燃料費高騰に対する対応策として、低コストを実現する一案として、検討されてはいかがでしょうか。

現在ご使用の設備からRPF設備への切り替えのご相談は、下記リンクよりリプラへご相談ください。